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自反尽己

 

前回、「致知」の以前の記事を思い出したと書きました。

 

記事の内容は

 

 

 

2017年10月号    特集「自反尽己」

 

 

 

藤尾社長の記事より一部抜粋

 

     

自反尽己(じはんじんこ)とは、

 

自らに反(かえ)り己を尽くすことである

 

といっても、

 

いまひとつ分かりにくいかもしれない。

 

平たくいえば、

 

自反とは指を相手に向けるのではなく

 

自分に向ける。

 

すべてを自分の責任と捉え、

 

自分の全力を尽くすことである。

 

 

(中略)

 

 

禅の名僧、山本玄峰師があるところで講演した。

 

それを聴いていた刑務所の所長が、

 

この話をぜひ受刑者たちに聴かせたいと思い、

 

刑務所はすぐ近くだから、

 

ちょっと寄って話をして欲しいと頼んだ。

 

だが、次の予定があると侍者は断った。

 

玄峰老師はそれを制して、十分くらいなら、

 

と刑務所に立ち寄ることにした。

 

にわかに集められた受刑者たちはざわめいていたが、

 

その人たちを前に玄峰老師は開口一番、

 

 

「済まんかったなあ」

 

 

と謝ったという。

 

 

「仏法という素晴らしい教えがあるのに、

 

坊さんが怠けて広めないでいるために、

 

皆さんにこんな不自由をさせてしまっている、

 

本当にに申し訳ない。」

 

 

と詫びたのである。

 

会場は静まり返り、

 

涙する姿があちこちに見られたという。

 

 

前回の「アインシュタインと仏さま」の話を聞いて

 

ふと頭に浮かびました。


(* ̄∇ ̄*)

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