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鬼神を敬して

No. 75

 

平成31年3月28(水) 曇り

 

 

 

 

 

今回も

 

前回に引き続き論語 (^^)

 

 

「雍也第六」 編 より

  

 

二十二、

 

 

樊遅問知。

 

子曰、務民之義、敬鬼神而遠之。可謂知矣。

 

問仁。曰、仁者先難而後獲。可謂仁矣。

 

 

 

二十二、

 

樊遅、知を問う。

 

子曰わく、

 

民の義を務め、

 

鬼神を敬して之を遠ざく、

 

知と謂うべし。

 

仁を問う。

 

曰わく、

 

仁者は難きを先にして獲ることを後にす、

 

仁と謂うべし。

 

 

 

 

樊遅が知について尋ねた。

 

 

先師が答えられた。

 

「民として正しい道を履み行い、

 

神を敬うが遠ざけて頼らない。

 

これを知というのだ」

 

 

更に仁について尋ねた。

 

 

 

 

先師が答えられた。

 

「仁者は、労苦を先にして利得を後にする。

 

これが仁というものだ」

 

 

 

この章句にある鬼神

 

「鬼」

 

始祖神、つまりご先祖さまのことで

 

「神」

 

山・川その他もろもろの神のことです。

 

 

鬼神には尊敬の念を抱きながら

 

この究め難きものに、

 

執らわれることなく、

 

実際には、人のなさねばならぬこと、

 

義を着実に実行していくこと、

 

これが知だという。

 

 

神を敬うのは良いが

 

頼るのは良くない。

 

 

人間の幸福は自分で作るもの。

 

 

 

諺にある

 

 

「人事を尽くして天命を待つ」 

 

 

ですね。( ̄ー ̄)

 

 

 

 

「人事を尽くして天命を待つ」 

 

 

で思い出した話。

 

 

稲盛和夫さんが京セラ創業時

 

製品開発でなかなかうまくいかず

 

社員の不満も増し

 

先の見通しが全く見えない時に

 

社員に発した言葉。

 

 

「神に祈ったのか?」

 

 

人事を尽くして

 

後は

 

神のみぞ知る状態まで

 

本当に

 

 

「努力したのか?」

 

「妥協していないのか?」

 

「やるべき方法は全てやったのか?」

 

「他に考えられることはないのか?」等々

 

 

 

先ずは

 

何事にも人事を尽くすことが重要だと

 

再認識しました。

 

 

もっと精進致します。(^^)

 

 

 

「鬼神を敬して之を遠ざく」

  

 

初めて知った言葉でした。 ( ̄ー ̄)

 

 

 

いつも貴重な学びを与えてくださる

 

名古屋のSさんに心より感謝致します。 m(__)m  

 

 

 

 

いつも長原整骨院のブログをご覧いただきまして

 

ありがとうございます。m(__)m   

 

 

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