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サツマとミカド

No. 75

 

平成31年3月29日(金) 曇り

 

 

 

 

今回は

 

みやざき中央新聞の最新号

 

平成31年3月25日発行 

 

第2782号より (^^)

 

 

 

 

 

 

魂の編集長の社説ではなく

 

 

 

 

「世界の中で日本を考える」その3

 

 

国際日本文化研究センター教授の井上章一さんの

 

「公開講座2018」より

 

 

 

”ロンドンで見つけた「さつま」って何?” から

 

 

 

英語の「satuma(さつま〉」

 

何を意味するかご存知ですか?

 

 

実は「みかん」の意味だそうです。

 

いわゆる温州みかんです。

 

 

井上さんがロンドンのスーパーで

 

 

「satuma」 

 

 

売られているのを見つけて

 

 

表示を見ると

 

 

「メイド・イン・ウルグアイ」

 

 

だったそうです。(^^)

 

 

 

「satuma=みかん」の理由は

 

 

アメリカの外交官が薩摩で採れた「みかん」を食べ

 

あまりの美味しさに

 

地元に持ち帰り作るようになったそうです。(※諸説あります〉

 

 

その町はやがて

 

「サツマ」と呼ばれ、

 

そこで採れたみかんは

 

「satuma」の名前で売られるようになり

 

世界中に広がったのこと。(^^)

 

 

また、

 

グリコの「ポッキー」

 

ヨーロッパでは

 

 

「MIKADO(みかど)」

 

 

の名前で売られてるそうです。(^^)

 

 

 

「グリコフランス」

 

名前の由来を尋ねると

 

係りの人の話では

 

 

ヨーロッパで古くから伝わる

 

「ミカド」

 

というゲームがあるそうで

 

 

何本かで組み上げられた棒を

 

参加者が一本ずつ抜いていき

 

 

抜く際に組み上げたものがつぶれると

 

獲得した棒は全て没収され、

 

 

最後に持っている棒の総数を

 

競うゲームだそうです。(^^)

 

 

 

昔はこの棒には

 

「象牙」

 

が使われ、

 

主に貴族の遊びだったようですが

 

 

19世紀になると

 

象牙の代わりに

 

「竹」

 

が使われ

 

誰でも参加できる遊びになったそうです。(^^)

 

 

当時、

 

日本も開国されたばかりで

 

ヨーロッパでも話題になった時代でしたので

 

 

東洋から運ばれた

 

「竹」

 

使われるようになったことで

 

 

このゲームは

 

「ミカド」

 

呼ばれるようになったそうです。

 

 

この「ミカド」の棒

 

ポッキーの形が似ているということで

 

 

ヨーロッパでは

 

「ミカド」の商品名で

 

売られるようになったそうです。(^^)

 

 

 

最後に井上さんは

 

次のようなことをおっしゃっています。

 

 

 

 

ロンドンには

 

「ショウグン」

 

という名前のレストランがあるそうで

 

 

「ショウグン」の前で、

 

「ミカド」「サツマ」を持って記念撮影したら

 

ロンドンにいながら幕末史の記念写真が撮れる!

 

 

らしいので (^o^)

 

 

もし、ロンドンに行く機会があれば

 

お試し下さい。(^^)

 

 

 

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