No. 112
令和元年5月28日(火) 雨
今回は
離職率が高い介護業界で
驚きの定着率96%の会社の
社長が書いた本をご紹介 (^^)
日本一社員が辞めない会社
著者は
小池 修 (こいけ おさむ)さん
1965年さいたま市生まれ
早稲田大学法学部卒業
不動産会社の営業職、
フィットネスクラブの役員を務めた後、
両親を預けたい福祉施設をつくりたいと一念発起し、
2011年 リハプライム株式会社を設立。
高齢者を敬い、
サポートする
「敬護」
という独自理念を打ち出し、
経営を展開しています。
本の表紙には
ひまわり型経営が自立自走の社員をつくる
介護業界で成し得た
「社員の定着化・戦力化」
の手法だから、
すべての業界に通用する!
裏表紙の帯には
離職率が高い介護業界で、
定着率96%の会社が
実績していることとは?
社員が辞めて困っている社長、
人材が育たないの悩んでいる社長には、
ぜひ読んでほしい一冊!
とあります。(^^)
ずっと元気だった両親が
ほぼ同時期に突然病に倒れ、
両親をみてもらえる
介護施設を地元で探し回ったが
利用者を"ちゃん"づけで呼んだり、
入浴時に裸で浴室の前に
並ばせたりするところが少なくなく
そんな施設に両親を預けられないと思い、
自分で事業を始めようと決断したのが
介護業界に参入したきっかけだそうです。
自身で事業を始めたは良いが
開業当初は集客にも苦労し
社員の離職率も高く
倒産の危機も何度もあったようです。
( ; ゜Д゜)
「両親に喜ばれる介護施設を創ろう」
と思って起業したはずが
いつの間にか
”利益優先の経営スタイル”
になってしまったと語ります。
社員に対しても
「給料をもらっている以上、
上司に言われたことをやりなさい。
それが嫌なら、
それ以上のことをひっくり返すか、
それができないなら従うこと・・・・・」
かつて上場企業の役員をしていた時に
社員に対してよく言っていた言葉だそうで
実際、
起業したての頃に
社員がよく辞めていったのは
私自身の中に
こういった考え方が残っていて
発言や行動に出ていたのでしょうと
おっしゃいます。 (>_<)
創業3年目の頃から
社員と定期的に面談を重ねることで
社員の辞める理由が
家庭の事情を除けば
だいたい3つに集約されることが
わかったそうで
①(有給)休暇が取れない
②嫌いな人(上司)がいて、認めてもらえない
③自分の将来がみえない
そして
この3つの事柄を解消することが必要で
社員の定着率を上げるには
4つのステップがあると言います。
①会社の「理念」を確率する(会社の「存在目的」の共有)
②社員やリーダーが理念を「体現」する
③社員の味方となり、「信頼」関係を構築する
④社員の「(やる気)支援」
①の会社の理念は
JALを再生させた
京セラの稲盛さんも
まず最初に手がけたのは
JAL独自の理念”フィロソフィ”を
JALの社員の方々に
考えさせ
作成させた
というのは有名ですね。(^^)
本書の小池さんの会社の
経営理念は
「敬護」
人生の大先輩として敬いながら
生活に必要な支援をさせていただく
護っていく
という意味で
高齢者をリスペクトし寄り添う姿勢を
謳っています。
「募集してもなかなか良い人材が集まらない」
「高い費用をかけてやっと採用したのに、1ヶ月で辞めらた」
「ちょっときつく叱ったら、会社に来なくなってしまった」
そういうお悩みの会社関係者の皆様
詳細は本書をぜひ読んでみて下さい。(^^)
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(__)m