No. 144
令和元年8月21日(水) 曇り
今回は、このブログでも度々、
取り上げさせて頂いている
”みやざき中央新聞”の社説から (^^)
8月12日発行の
第2800号の水谷編集長の社説に
「語り部」として
原爆被害者の声を発信してきた
米澤鐵志さん(85)と
元特攻兵の栗永照彦さん(92)のことに
触れていました。
そしてある一冊の本を紹介していました。
孫からの質問状
おじいちゃん 戦争のこと教えて
著者は
アサヒビール元会長の
中條高徳さん
著者の中條高徳さんは
「戦争を体験した世代が己の体験を、
何の粉飾もなく、ありのままに
次の世代に語り継ぐことが
あまりにも少なかった」
と生前語っていたそうです。
10年以上前にこの本を読んで
自分なりに歴史を勉強するようになった
きっかけの本です。(^^)
水谷編集長の社説にも書かれていますが
明治維新以降の日本が置かれた国際的な状況。
日清・日露戦争の意味。
盧溝橋事件。
ABCD包囲網。
ハルノート等々。
本当にわかりやすく書かれています。
「歴史の授業で現代史をやっていて、
先生から身内の人に戦争体験者がいたら
その人から話を聞くように言われ、
おじいちゃんを思い出した。」
という
ニューヨークの高校に通う孫娘からの手紙には
16項目の質問があり
「おじいちゃん、教えて!」
に対して
返事は膨大な量になり書籍化されたものです。
返事の最後には
「戦争の正邪は軽々しく判断できない。
ただ一つ言えることは、
日本とアメリカはやってはいけない
戦争をやったということ。
日本は中国大陸に
戦線を拡大して誤った。
アメリカは日本に
戦争以外に選択肢がない状況に
追い込んで誤った。」
にもかかわらず、
結果だけで敗者の日本が悪、
勝者のアメリカが正義になった。
「本当は双方の犯した過ちを
きちんと認識しなければならない」
と書かれています。
本当にわかりやすく解説されていますので
まだお読みでない方は
是非とも読んで欲しい本です。( ̄ー ̄)
巻末に資料として
「米国上院軍次外交合同委員会におけるマッカーサー証言」
が原文で掲載されていますので
これだけでも多くの人に読んで欲しいですね (>_<)
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(__)m