NO. 160
令和元年9月25日(水) 晴れ
”間違う力”
著者は
高野秀行(たかのひでゆき)さん
1966年、東京都八王子市生まれ
ノンフィクション作家
早稲田大学探検部在籍時に書いた
『幻獣ムベンベを追え』をきっかけに文筆活動を開始。
「誰も行かないところへ行き、
誰もやらないことをやり、
それを面白おかしく書く」
がモットー。
アジア、アフリカなどの辺境地をテーマとした
ノンフィクションや旅行記のほか、
東京を舞台にしたエッセイや小説も多数発表している。
1992-93年にはタイ国立チェンマイ大学日本語科で、
2008-09年には上智大学外国語学部で、
それぞれ講師を務める。
主な著書に
『アヘン王国潜入記』
『巨流アマゾンを遡れ』
『ミャンマーの柳生一族』
『異国トーキョー漂流記』
『アジア新聞屋台村』
『腰痛探検家』
『西南シルクロードは密林に消える』
『怪獣記』
『イスラム飲酒紀行』
『未来国家ブータン』など。
作品のタイトルを見ると
(*_*)
( ̄ー ̄)
(°Д°)
という感じですが
『ワセダ三畳青春記』で
第一回酒飲み書店員大賞を受賞。
『謎の独立国家ソマリランド』で
第35回講談社ノンフィクション賞、
14年同作で
第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞を
受賞しています。(^^)
今回ご紹介する
「間違う力」は
間違い転じて福となしてきた、
破天荒なノンフィクション作家の人生訓です。(^^)
ここ10年くらい、
「悩む力」姜尚中 著
「断る力」勝間和代 著
「多動力」堀江貴文 著
等々、
「~力」という
生き方本が実に多く
それになぞらえれば、
私の持つ力は
「間違う力」
となるとおっしゃしいます。 (^^)
著者の高野さん曰く
「間違う力」
なんだかいい感じだ。
心ときめく響きがある。
意味がよくわからないところが特にいい。
ほかの生き方本には絶対にないタイトルだ!
人生は脇道にそれてこそ。
その人生を振り返りつつ、
人生訓を10ヶ条にまとめています。(^^)
第1条 他人のやらないことは無意味でもやる
第2条 長期スパンで物事を考えない
第3条 合理的に奇跡を狙う
第4条 他人の非常識な言い分を聞く
第5条 身近にあるものを無理やりでも利用する
第6条 怪しい人にはついていく
第7条 過ぎたるは及ばざるよりずっといい
第8条 楽をするためには努力を惜しまない
第9条 奇襲に頼る
第10条 一流より二流をめざす
第10条の一流より二流をめざす
より少しだけ (^^)
約十年ほど前、
英語学習雑誌の編集者にこんな話を聞いた。
「うちの読者はみなさん、すごくまじめなんです。
アメリカやイギリスを旅行したい、
留学したいと思って一生懸命、英語を勉強するんですが、
どれだけやっても
『まだ英語力が足りない』
と思ってしまい、
いつまでたっても現地に行けない。
そういう人がすごく多いんです」
もはや何のために英語を勉強しているのかわからず、
本末転倒も甚だしいが、
(中略)
このタイプは、
理想やプライドが高い。
何かやるからには極めなければいけないと思っている。
二流を認めず一流をめざす癖がある。
そして、
その理想の高さゆえに、
なかなか第一歩が踏み出せない。
(中略)
ほかの章の繰り返しになるが、
どの世界もやったもん勝ちである。
いくらもう練習を積んでも
絶対に試合に出ない野球選手に価値はない。
一流の素材より、
二流のプロのほうがずっとマシである。
最初から一流でなく二流をめざすべきとはそういう意味で、
自分に言い聞かせているのである。
何かを感じさせる不思議な本です。
ちょっと変わった自己啓発書という感じですね。(^^)
やらない”一流”より やる”二流”!
やらない”善”より やる”偽善”!
千里の道も一歩から!
まずは行動あるのみ! (>_<)
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(__)m