No. 173
令和元年10月28日(月)晴れ
前回、
白隠禅師の
「軟酥の法」
を書かせていただきました。m(__)m
今回はもう少し
白隠禅師について (^^)
臨済宗・中興の祖と呼ばれ
弟子や庶民に分かり易く教えを伝えました。
生涯に36回悟りを開いたと自称し
「大悟18度、小吾数知れず」
と語っておられます。(^^)
”悟り”後の修行を重視し
特に公案を重視しました。
公案とは禅問答のことで
「そもさん!」
「せっぱ!」
どこかで聞いたことある方も
多いのではないでしょうか? (^^)
漢字では
「作麼生」(そもさん)
「説破」(せっぱ)
と書きます。
私の場合は
アニメ「一休さん」を思い出します。(^^)
そもさん!」
説いてみせよ!
「せっぱ!」
説いてみせますよ!
という感じですね。(^^)
有名な公案として
『隻手音声』(せきしゅおんじょう)
「両掌相打って声あり、隻手に何の音声あり」
両手を打つと"パン!"と音が鳴るが
片手ではどんな音が鳴るか?
(^^)
禅宗には大きく分けて
2つの流れがあります。
「臨済宗」と「曹洞宗」です。
公案を重視し、
公案を考え尽くすことにより
悟りに近づこうとする
看話禅(かんなぜん)
座禅を仏の姿そのものと考えて
座禅をすることに徹する
黙照禅(もくしょうぜん)
"公案の臨済宗"
"座禅の曹洞宗"
と呼ばれています。(^^)
白隠禅師の生涯は紆余曲折で
仏を求めて仏に迷い
数々の逸話があります。
「もらい乳」の話を
知っている方も多いのではないでしょうか?
又、多くのの禅画を残しています。
白隠禅師に興味をもたれた方に
お勧めの一冊をご紹介します。(^^)