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蒼い岸辺にて

No.177

 

令和元年11月8日(金)晴れ

 

 

 

朝晩の冷え込みと

 

日中の暖かさとの寒暖差で

 

体調を崩す方も多いのではないでしょうか?

 

 

北海道では

 

昨日、初雪が観測されたそうです。

 

皆さま、どうぞご自愛下さい。m(__)m

 

 

 

今回は本のご紹介です。

 

 

 

「本日、サービスデー」

 

 

著者は朱川湊人(しゅかわみなと)さん

 

 

5つの短編小説が収められています。

 

 

この本を購読したきっかけは

 

数年前の「みやざき中央新聞」の

 

水谷編集長の社説を読んだからです。(^^)

 

 

その中で

 

『本日、サービスデー』

 

に収められている

 

『蒼い岸辺にて』

 

を取り上げていました。(^^)

 

 

以下、

 

社説の一部を引用します。

 

 

 

この話の主人公は、

 

生きていくことがつらくて自分の部屋で

 

睡眠薬を大量に飲み、

 

自殺を図った20歳の女。

 

 

気が付くと目の前に大きな川があった。

 

そこに口の悪い男がいた。

 

 

「今から向こう岸に連れていくので舟に乗れ」

 

 

と言う。

 

 

ところが、

 

やってきたその女をじっと見て、

 

男は嫌な顔をする。

 

 

「なんだおまえ、寿命前か。

 

厄介ななのが来たな」と。

 

 

亡くなった人は皆、

 

この岸辺で

 

「魂離(たまばな)れ」をする。

 

寿命前に自ら命を返した人は

 

魂離れには時間がかかり

 

待たなければならないのだ。

 

 

「じゃあ、待っている間に

 

『未来ゴミ』を捨てておくか」

 

 

と言って

 

大きな袋の中から

 

卵のような形をしたものを取り出した。

 

 

「何なの?」

 

 

と聞く女に男は

 

 

「これはおまえが

 

これから掴むはずだった未来だ。

 

しかし、

 

自分の都合で命を返した奴にとっては

 

そういう未来が

 

全部ゴミになるから処分するんだ」

 

 

と言って、

 

川に投げ込んでいく。

 

 

「これは高校時代の同級生・×山〇子との

 

友情だ。

 

もし生きていたら2か月後に

 

偶然街角で彼女と再会し、

 

意気投合して、

 

それ以来、

 

生涯の親友となるはずだったが、

 

お前が死んだのでその未来がなくなった」

 

 

そう言って川に投げ込んだ。

 

 

次の「未来ゴミ」は、

 

1年後に出会うはずだった恋人。

 

 

「その恋人は二股を掛けていて、

 

お前は失恋するんだ。

 

でも

 

その失恋はおまえの人生に必要だった。

 

おまえは失恋をバネにして

 

ダイエットに成功し、

 

化粧の勉強もして、

 

見違えるほどきれいになる」

 

 

と男は言う。

 

 

そして

 

 

「結婚して2児の母親になる」という

 

「未来ゴミ」も処分される。

 

 

「将来出版するはずだった絵本」という

 

「未来ゴミ」もあった。

 

 

女は子どもの頃から

 

絵本作家になるのが夢だったが、

 

自分には才能がないと諦めていた。

 

 

「そう思い続けて生きるのはお前の自由だ。

 

しかし、努力は時として才能を超えるぜ」

 

 

そう言って男は残念そうに

 

その「未来ゴミ」も川に投げ捨てた。

 

 

そうこうしているうちに

 

「魂離れ」は進み、

 

女の体と魂をつないでいたものが

 

1本の糸ほどの細さになった時、

 

女は

 

「もう一度生きたい」と

 

男に懇願する。

 

 

 

といったことが

 

社説に書かれていました。

 

 

ちょっと読んでみたくなりませんか?(^^)

 

 

 

この作品も含め

 

計5作の短編小説が収められています。

 

 

 

他の作品も面白いですよ (^^)

 

興味のある方は是非ご購読を!

 

 

 

みやざき中央新聞で紹介された本は

 

ついつい読みたくなります。(^^)

 

 

 

いつも長原整骨院のブログを

 

ご覧いただきまして

 

ありがとうございます。m(__)m

 

 

 

 

 

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