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娑婆と忍土

No301

 

令和3年4月15日(木) 晴れ

 

 

 

 

今回はこのブログで

 

度々ご紹介させて頂いている

 

人間学を学ぶ月刊誌

 

“致知“より (^^)

 

 

 

2021年5月号
 
臨済宗円覚寺派管長 横田南嶺さんの
 
「禅語に学ぶ」から
 

 

 

最初に
 
”娑婆の空気は”
 
と題し
 
言葉の解説をされています。
 
 
 
「娑婆」というのは、仏教語である。
 
梵語の「サーハー」の音を
 
写した言葉であるので、
 
「娑婆」という漢字に意味はない。
 
 
「娑婆の空気はうまい」
 
という言葉を耳にすることもあるが、
 
元来の仏教語の用例としては間違いである。
 
「娑婆」は、
 
岩波書店の『仏教辞典』によれば、
 
 
「サンスクリット語の
 
サーハーに相当する音写。
 
われわれが住んでいる世界のこと。
 
サーハーは『忍耐』を意味する。
 
西方極楽世界や東方浄瑠璃世界と違って、
 
娑婆世界は
 
汚辱と苦しみに満ちた
 
穢土であるとされたため、
 
『忍土』などとも漢訳されている」
 
と解説されている。
 
 
 
そして
 
令和になって
 
穏やかな世であって欲しいと
誰しも願いながらも、
 
自然災害も避けられない上に
 
目に見えないウイルスという
恐怖と対峙しなければならない。
 
まさしく苦の娑婆である
 
とおっしゃいます。>.<
 
 
そんな中で
 
どのように善処したらいいか、
 
何かできることはないか、
 
置かれた所で工夫してみることだ、
 
 
と書かれていて
 
 
坂村真民さんの
 
「何かをしよう」
 
 
という詩を紹介しています。
 
 
 
何かをしよう
 
みんなの人のためになる
 
 
何かをしよう
 
よく考えたら
 
自分の体にあった何かがある筈だ
 
弱い人には弱いなりに
 
老いた人には老いた人なりに
 
何かがある筈だ
 
 
生かされて生きているご恩返しに
 
小さいことでいい
 
自分にできるものをさがして
 
何かをしよう
 
一年草でも
 
あんなに美しい花をつけて
 
終わってゆくではないか
 
 
 
横田南嶺さんは
 
最後に
 
 
あせらず、
 
くさらず、
 
一歩一歩足元を見つめて
 
この忍土を歩んでゆこう。
 
新年度にあたって切にそう思う。
 
 
と締めくくられています。 (^^)
 
 
 
 
小さいことでいい
 
自分にできるものをさがして
 
何かをしよう
 
 
あせらず、
 
くさらず、
 
一歩一歩足元を見つめて
 
歩んでいきたいものです。(^^)
新型コロナウイルスの感染者が

 

一向に減少しませんが

 

 

なんとかチカラを合わせて

 

乗り越えていくことを

 

切に願います。>.<

 

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ご覧いただきまして
 
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