平安時代初期に
他の五節句とともに日本に伝わりました。
No.335
令和3年9月9日(木)雨のち曇り
朝晩が過ごしやすくなって来ました。
もう秋ですね。(^^)
9月最初の投稿です。m(_ _)m
今日、
9月9日は五節句の一つ
重陽(ちょうよう)の節句です。
ちょっと印象の薄い感がありますので
知らない方も多いのではないでしょうか?
古代中国の陰陽五行説を由来とした暦で
季節の節目になる日です。(^^)
ちなみに
陰陽説というのは
全ての事象は、
それだけが単独で存在するのではなく、
「陰」と「陽」
という相反する形で存在し、
それぞれが
消長をくりかえすという思想です。
以下、ウキペディアより
陰陽互根
陰があれば陽があり、
陽があれば陰があるように、
互いが存在することで
己が成り立つ考え方。
要はバランスが大事
ということですね。(^^)
陰陽を表した
太極図を見たことがあると思います。
これは平面ではなく
実は立体です。(ー_ー)
ちなみに
五行説は
万物は
「木」
「火」
「土」
「金」
「水」
五種類の元素からなる
という考え方ですね。(^^)
陰陽五行の考え方では、
奇数は陽数であり
奇数の重なる月日は陽の気が強すぎるため
それを払う行事として
節句が行なわれたそうです。
その後、
陽の重なりを吉祥とする考えに転じて、
邪気を払うお祭り、
祝い事となったものと思われます。
その中でも
一番大きい数「9」が重なる
9月9日を「重陽」として
特に負担の大きい節句と
考えられていました。
旧暦の9月9日は
現在の10月中旬ごろに当たり、
菊が咲く季節で見頃を迎える時期で
菊は邪気を払う力をもつ霊草と
信じられていたこともあり、
菊の節句
とも呼ばれています。(^^)
平安時代の初めには
邪気を払い長寿を願って、
菊の花を飾ったり、
菊の花びらを浮かべた酒を
酌み交わして祝ったりしていたそうです。
また前夜、
菊に綿をおいて、
露を染ませ、
身体をぬぐうなどの習慣が
あったそうですが
現在では、
あまり実施されていません。(ー_ー)
平安時代初期に
他の五節句とともに日本に伝わりました。
五節句は中国から伝わった後、
江戸時代に
5つの式日(しきじつ/儀式を行う日)
として制定され、
庶民にも広く親しまれる行事になりました。
ついでに
“重陽の節句”以外について
簡単にご紹介 (^^)
1月7日
人日(じんじつ)の節句・七草の節句
3月3日
上巳(じょうし)の節句・桃の節句
5月5日
端午の節句・菖蒲(しょうぶ)の節句
7月7日
七夕の節句・笹竹の節句
平安時代から古い歴史をもつ
五節句の制度は
明治6(1873)年に廃止されましたが、
形を変えながら現在も残っています。
ブログの冒頭に
印象が薄いと書きましたが
『重陽の節句』の
意味や由来を知ると少し残念ですね。(T_T)
本来は最も縁起がよいとされる
『重陽の節句』
現在も猛威をふるう
”新型コロナウイルス”の
一日でも早い終息を願い
無病息災や不老長寿を願う
『重陽の節句』の今晩
菊のお酒でも
呑んでみようかな?
『重陽の節句』の今日、
“菊のお酒”如何でしょうか? (^^)
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(_ _)m