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道徳心と合理性

No.395 

 

令和4年6月15日(水)雨のち曇り

 

 

 

昨日、今日と雨模様です。

 

 

大阪も昨日、

 

梅雨入りしたそうです。

 

これから暫く

 

苦手な季節です。(ー_ー)

 

 

 

今回はこのブログで

 

度々、

 

ご紹介させて頂いている  

 

人間学を学ぶ月刊誌『致知』より (^^)

 

 

 

 

最新号の

 

2022年7月号特集『これでいいのか』から

 

 

 

「君が代」の心を忘れないで

 

 

と題して

 

 

“博多の歴女”としてご活躍されている

 

ことはぎ代表の

 

白駒妃登美(しらこまひとみ)さんと

 

 

弁護士で

 

タレントとしてもご活躍されていた

 

ケント・ギルバートさんの

 

対談記事が掲載されていました。

 

 

 

その中で、

 

ケント・ギルバートさんの

 

以前の講義の話がありました。(^^)

 

 

 

日本を好きな理由を

 

たくさん挙げた中で

 

「そこに住んでいる人たちが素晴らしい

 

というのが一番の理由」

 

その一例として

 

東京スター銀行の話が

 

とても感動したと

 

白駒さんがおっしゃってました。(^^)

 

 

 

かつて、

 

第二地方銀行だった東京相和銀行が

 

テキサス州の

 

ローン・スター・ファンドに売られ

 

その後、

 

ケント・ギルバートさんの

 

大学の後輩が頭取を務める

 

東京スター銀行に

 

売却されたとありました。

 

 

 

アメリカ人の彼は東日本大震災の直前、

 

仙台に東京スター銀行の支店を

 

つくりました。

 

しかし、

 

津波で流されてしまう。

 

 

そこで流されなかった

 

都市銀行の二階を借りて

 

営業を始めるのですが、

 

そこに預金を引き出しにやってくる

 

お客さんの中には

 

通帳も印鑑も財布も身分証明書も

 

何もかもなくしてしまった人たちが

 

何人もいました。

 

 

どうしたらいいものかと、

 

職員が困って頭取に電話で相談したら

 

頭取はこう答えるんです。

 

 

「そうてすか、

 

うちの銀行のお客さんだと言うなら

 

十万円までは応じなさい」と。

 

 

 

職員が

 

 

「本当にそれでいいんですか。

 

だって身分証明書も何もないんてすよ」

 

 

と聞き直すと

 

 

「日本人は混乱に乗じて

 

嘘をついたりしないから。

 

それに、僅か十万円でしょう?

 

こういう緊急事態は

 

そのくらいしないとね」

 

 

というやりとりがあったそうです。

 

 

 

その後、

 

ケント・ギルバートさんが

 

東京スター銀行本店に

 

用があって行った時、

 

 

担当者に

 

 

「あの時、いくら損したんてすか?」

 

 

と尋ねたら

 

 

 

「損どころか、

 

あの時にお金を引き出すことが

 

できた人たちは、

 

この銀行の不動のお客さんになった」と。

 

 

そして

 

この緊急時の対応が、

 

マニュアル化されたそうです。(^^)

 

 

 

とても感動するお話で

 

 

ケント・ギルバートさんは

 

 

道徳心の高い日本人の顧客と

 

合理性を追求する米国人の経営者、

 

いわば異なった文化が

 

うまい具合に融合して、

 

理想的な方向に働いたのだと思います。

 

 

とおっしゃっていました。(^^)

 

 

ケント・ギルバートさんのお話は

 

単に日本びいきという訳ではなく

 

世界という視点で

 

冷静に日本のあり方を見つめて

 

日本や日本人の良さを

 

伝えてくれていますが、

 

 

外交や国際問題になると

 

その良さ、美徳がむしろ

 

足枷になると

 

警鐘を鳴らしています。(ー_ー)

 

 

まだまだ良いお話はありますが

 

今回はこのぐらいで! (^^)

 

 

 

いつも長原整骨院のブログを

 

ご覧いただきまして

 

ありがとうございます。m(_ _)m

 

 

 

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