No.402
令和4年7月27日(水)曇り時々雨
今週に入って
かなり暑さが厳しくなりました。
大阪では7/25の“天神祭り”の時が
1年で1番暑いと言われています。
因みに
1番寒いのは1/10の“えべっさん”です。(^^)
まだまだ暑い日が続きますが
体調管理を意識して
元気に過ごしたいものです。
今日は急な大雨に
注意が必要のようです。(ー_ー)
今回は本のご紹介です。(^^)
“あの胸が岬のように遠かった”
河野裕子との青春
著者は
永田和宏(ながたかずひろ)さん
1947年滋賀県生まれ
歌人・細胞生物学者
京都大学理学部物理学科卒業
京大再生医科学研究所教授などを経て、
2020年よりJT生命誌研究館館長
日本細胞生物学会元会長
京大名誉教授
京都産業大名誉教授
歌人として
宮中歌会始詠進歌選者、
朝日歌壇選者を務められています。
「塔」短歌会前主宰
読売文学賞、 迢空賞などを受賞
2009年 紫綬褒章受章
帯には
熱く、性急で、
誠実でありたくて傷つけあった――。
妻が残した日記と手紙で綴る
若き歌人の命がけの愛
とあります。(^^)
裏の帯には
「会ひ得しことを幸せと思ふ」
と詠い、
自らの死後、
誰にも長生きして欲しいけど、
そのなかでも、
「ついにはあなたひとりを数ふ」
と詠ったのが河野裕子であった。
彼女が終生、
そして全身で愛したのが
私であったことを疑ったことはなかった。
河野の日記を読み始めたのは、
そんな頃であろうと思う。
“未公開日記と
手紙300通から始めて明かされる、
蒼き愛の物語”
と記載されています。(^^)
「二人の人を愛してしまへり」
没後十年、
歌人の妻が遺した日記と手紙300通から
夫が辿り直す、
命がけの愛の物語が描かれています。
“恋愛”と“短歌”
私とはかなり
かけ離れている分野ですが、、、(^^)
本書を手にした理由がこれ!
“日本講演新聞”の
令和4年4月11日発行の第2925号
巻頭記事に永田和宏さんのことが
掲載されていたからです。(^^)
湯川秀樹博士に憧れて
京都大学理学部物理学科へ進学
そして
真逆とも思える
短歌の世界へ!(^^)
歌人以外の分野で
永田さんは存じていましたが
河野裕子さんのことは
全く存じ上げませんでした。
永田さんは河野さんと1972年に結婚。
2010年に64歳で亡くなるまで
38年間連れ添われました。
歌を詠むことや
手紙のやり取りなどで
互いの距離が徐々に縮まっていく様が
河野さんの日記に
赤裸々に記録されています。
言葉と共に生きてきた
永田さんの言葉は
とても重く感じます。(ー_ー)
幼い頃から
どのような環境で育ったのか?
学生時代の様子、
短歌に傾倒していった理由、
河野裕子さんに惹かれていく様子が
私小説のように描かれています。(^^)
短歌の知識は
殆ど持ち合わせていませんでしが
本書を読んで
「ここまで自分をさらけ出すものか!」
と驚きました。(^^)
本書のタイトル
『あの胸が岬のように遠かった』
の意味も
本書を読んで
少し意外で驚きました。(^^)
私のように
短歌の知識がない方も
恋愛モノが苦手な方も
興味深く読めると思います。(ー_ー)
本書はNHKで
柄本佑さん主演で
ドラマ化されていたようです。
観たかったなぁー (^^)
永田さんの
河野さんとの最後の日々を綴った
『歌に私は泣くだらう
――妻・河野裕子 闘病の十年』
も読みたくなりました。(^^)
“恋愛”と“短歌”
やはり私とは
かなり
かけ離れている分野ですが、、、(^^)
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(_ _)m