No.408
令和4年8月31日(水)晴れ時々曇り
8月も最終日になりました!(^^)
暑さも和らいできて
少し
過ごしやすくなってきたように
感じましたが、
今日は一転、
暑くなるようです。(T_T)
今回は本のご紹介です。(^^)
”発達障害グレーゾーン”
著者は
姫野 桂(ひめの けい)さん
1987年生まれ 宮崎市出身
日本女子大学文学部日本文学科卒
大学時代は出版社で編集業務を学び、
卒業後は一般企業に就職。
25歳のときにライターに転身し、
現在は
週刊誌やウェブなどで
執筆されています。(^^)
帯には
大反響!続々重版中
「雑談の輪に入れない」
「メモが取れない」
「遅刻や忘れ物が多い」
「片付けができない」
私たちは、発達障害なのか?
裏の帯には
発達障害の「傾向」はあっても
「診断」がおりない人がいる。
悩みを抱えたまま
社会で生きる「グレーゾーン」に
自らも発達障害者である
ルポライターが迫る
とあります。(^^)
本書は
雑談の輪に入れない
メモが取れない
遅刻や忘れ物が多い
片付けができない等々、
発達障害の
「傾向」はあっても
「診断」がおりない
いわゆる
「グレーゾーン」
と呼ばれる人たちを取り上げ
自らも
発達障害者である著者が
悩みを抱えたまま社会で生きる
当事者たちを描いています。
発達障害は
「自閉症スペクトラム症(ASD)」
「注意欠陥・多動性(ADHD)」
「学習障害(LD)」
に分類されることは
現在では定説となっています。
実際には
障害の程度や出方は人それぞれで
ADHDとASDを併存や
全種類を併せ持つ場合も
あると言います。
しかし、
どこにも認定されないのが
発達障害
”グレ-ゾ-ン”
と呼ばれています。
近年、
NHK等でも特集されるなど
話題になることが多い
「大人の発達障害」
学生時代は大丈夫だったのに、
社会に出たらミスばかりする。
雑談が苦手で、
周りから
“空気が読めない人"
と言われてしまう。
衝動的にカッとなったり、
一か所にジッとしていられない。
等々、
そういった悩みを抱えた人が、
『自分もそうかも?』
と専門外来に殺到し、
病院によっては
数ヶ月待ち!
という状況すらあるそうです。(ー_ー)
発達障害の
「グレーゾーン」
と呼ばれる人たちの多くは
会社には隠した状態で働き、
家族や友人にも理解してもらえない方も
結構いるそうで
困難を抱えたまま
日々の生活を送っています。
そして、
『自分もそうかも?』
と思う人は、
かなりの確率で
この“グレーゾーン”に
当てはまる可能性が高いそうです。
障害と診断されても
障害者手帳取得には至らない。(ー_ー)
生活するにも
大変な日々の苦労が
よく理解出来ました。(ー_ー)
当事者や関わって人たちの声が
描かれていますので
心掛けておきたい
“気づき”が
たくさんあります。
グレーゾーンといっても
かなり幅があると感じました。
発達障害の特性を持ち
苦労されてる人も多いと思います。
また、
その人たちと関りのある人たちも。(ー_ー)
そんな人たちが
自身の特性を知り、
対策を知り、
また、
協力を得るためには
本書の内容は
とても参考になりました。
以下、
気になった所を少し (^^)
偉大な成功者に、
発達障害の人が多いというのは有名だが
それはほんの一握りの成功事例に過ぎない。
周りの理解、サポート、本人の適性を
活かせる仕事等の土台が必要
周りには知られたくない。
でも、
ありのままの自分を受け入れてほしい
という強い葛藤
「診断がつけば、
怠けじゃないとわかるのに」
という声がとても印象的で、
発達障害が認知されだした反面、
「単なる甘え」
「親の愛情不足」等々、
無理解や誤解が
多くの人たちを傷つけている所が
多々あると思います。(ー_ー)
発達障害の診断基準も実は曖昧だと、
医師はインタビューで答えています。
色々な角度から、
色々な立場の人の話が
書かれていて
発達障害とは関係なくても、
今、
少し生きづらいと感じている人にも
参考になる一冊です。
いつも長原整骨院のブログを
ご覧いただきまして
ありがとうございます。m(_ _)m