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「食べることは」生きること

No.463

 

令和7年6月12日(木)曇り

 

 

関西も梅雨入りし、

 

連日、雨の日が続いております。

 

 

蒸し暑日が続きますが

 

体調管理にご留意下さい。

 

 

洗濯物が乾きにくいのが難儀です。>⁠.⁠<

 

 

今回は最近読んだ本の中で

 

少し変わったものですが、

 

深く響いた本をご紹介します。m(_ _)m

 

 

 

 

『もの食う人びと』

 

 

著者は

 

ジャーナリストの

 

辺見 庸(へんみ よう)さん。

 

 

1944年、宮城県生まれ。

 

70年、共同通信社入社

 

北京特派員、ハノイ支局長、

 

編集委員などを経て

 

96年、退社。

 

 

この間、 

 

78年、中国報道で日本新聞協会賞

 

91年、『自動起床装置』で芥川賞

 

94年、本書で

 

講談社ノンフィクション賞を

 

受賞されています。

 

 

本書は

 

1990年代に辺見さんが世界各地を訪ね

 

人々がどんなものを食べて生きているのか、

 

極限の現場で

 

「食」

 

と向き合う姿の記録です。

 

 

 

バングラデシュの「残飯市場」で、

 

誰かの食べ残しにかぶりつく少年。

 

 

チェルノブイリで放射能の影響を

 

抱えながらも、

 

自家栽培のキノコを食べて暮らす人たち

 

等々。

 


この本に書かれていることは

 

テレビやSNSでは

 

なかなか見ることのない

 

「現実」であり、

 

命を繋ぐ

 

“食”の重み

 

改めて

 

何の疑問もなく過ごしている

 

現在の何気ない日常の生活が

 

ありがたいことだと

 

考えさせられる内容です。(ー_ー)

 

 

本書は、

 

著者の辺見さんが

 

身体を張って食を通じた旅をしながら、

 

世界各地の

 

「食」の現実を浮かび上がらせる

 

ノンフィクションです。

 

 

グルメ本や単なる旅行記とは一線を画し、

 

飽食に慣れた読者にとって、

 

「食とは何か?」

 

そして

 

「生きるとは何か?」

 

を重く問いかける力作です。

 

 

どの国の

 

どの食卓でも、

 

人が

 

「食う」

 

ことによって生じる

 

文化・社会・感情が呼び起こされ、

 

読後には

 

「食」

 

という視座から

 

世界を見つめ直す視点を与えてくれる

 

一冊です。

 

 

本書を読んで、

 

普段見過ごしがちな

 

「日常のありがたさ」、

 

そして

 

“食べられる身体”

 

“動ける身体”が

 

どれだけ貴重かを改めて感じました。

 

 

忙しい現代では、

 

食事もケアも

 

「手早く・効率的に」

 

になりがちですが、

 

「噛む・食べる・感じる」

 

という人間本来の営みを

 

もっともっと

 

大事にしていきたいでものです。(ー_ー)

 

 

からだを大切にする皆さんに、

 

ぜひ読んでいただきたい一冊です。
 

  

 

『元気があれば、何でもできる!』 (^^)

 

 

本書を読んで、

 

「“食”と“生きる”ことの本質に触れる旅を

 

体験してみませんか?」(^^)

 

 

 

 

いつも長原整骨院のブログを

 

ご覧いただきまして

 

ありがとうございます。m(_ _)m

 

 

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