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喜ばせてみよう

No.468

 

令和7年8月6日(水)晴れ時々曇り

 

 

連日、

 

暑い日が続いて続いております。

 

 

最近は40度越えの所も観測され

 

体温以上の強烈な暑さで

 

昼夜問わず、

 

救急車がよく走っている状況ですね。>⁠.⁠<

 

 

今回はそんな暑い日に

 

読んでいて

 

心がじんわり温かくなるような

 

一冊をご紹介します。(^^)
 

 

 

『まず、人を喜ばせてみよう』

 

 

著者は、

 

東京・江戸川区で「読書のすすめ」

 

という本屋さんを営む

 

清水克衛(しみず かつよし)さんです。

 

 

 

ただ本を売るのではなく、

 

「この人に本当に合う一冊を届けたい」

 

という思いで、

 

全国からお客さんが集まるほどの

 

人気店に育てられた方です。

 

 

「本のソムリエ」として

 

TVなどのメディアにも

 

よく出演されていましたので

 

知っている方も

 

多いのではないでしょうか? (^^)

 

 

この本のメッセージは、

 

とてもシンプルで、

 

それでいて

 

とても深いです。

 

 

「自分がどう喜ばれるか」

 

ではなく、

 

「目の前の人がどうしたら喜ぶか」

 

を考えてみよう

 

  

 

例えば、、、

 

 

ちょっとしたプレゼントを渡すとき、

 

相手の好きな色を考えて選ぶ

 

 

挨拶するとき、

 

相手の顔をしっかり見て笑顔を添える

 

 

電話で話すとき、

 

最後に「ありがとう」と必ず伝える

 

 

こんな小さなことでも

 

人は嬉しいものですし、

 

その嬉しさは不思議と

 

自分にも返ってくる

 

と書かれています。

 

 

要は

 

「自分のために生きるより、

 

誰かのために生きる方が楽しい!」

 

ということです。

 

 

清水さんは最初から

 

「売れる本」

 

並べることには

 

興味がなかったそうです。
 

 

そのかわり、

 

「この人にとって本当に必要な一冊」

 

を一緒に考える。
 

 

時間も手間もかかるやり方ですが、

 

そこに

 

“心”

 

がある。

 


だからこそ、

 

お客さんの方から

 

「ありがとう」

 

が返ってくる。
 

 

その

 

「ありがとう」が、

 

次の仕事の原動力になっていく。

 

 

損得勘定を超えたところに

 

本当の繋がりがある

 

とおっしゃいます。

 

 

私の仕事にも

 

通じるところがあるなあーと、

 

読みながら感じました。(^^)
 

 

痛みを取ることはもちろん大事ですが、

 

「あそこに行くとホッとする」

 

「ちゃんと話を聞いてくれる」
 

そう思ってもらえるような関係づくりも

 

とても重要だと感じました。

 

 

本書では

 

見返りを求めずに

 

人を喜ばせる生き方が、

 

結果として

 

自分を幸せにしてくれる

 

ということが、

 

たくさんのエピソードで

 

語られています。

 

 

あるお客さんが

 

本屋に来た時、

 

特に買う予定がなかったにも関わらず、

 

清水さんと少し話をしたことで

 

人生観が変わり、

 

その後

 

手紙まで送って来てくれたという話。

 

 

その人は、

 

「人生が動き出したきっかけは、

 

あの会話でした」

 

と書いてくれていたそうです。

 

 

この

 

“ちょっとしたやり取り”

 

こそが、

 

人の心を動かし、

 

深い繋がりを生んでいくのですね。

 

 

「与える人」

 

が最終的に

 

「受け取る人」

 

になるということが

 

よくわかります。

 

 

清水さんは

 

日常生活でも

 

人を喜ばせるチャンスは

 

いっぱいある

 

とおっしゃいます。

 

 

「人を喜ばせる」

 

と聞くと、

 

なんだか

 

ハードルが高そうに思えるかも

 

知れません。

 

でも、

 

そんなことはありません。

 

 

『家族に「ありがとう」

 

と声をかけてみる』

 

 

『通りすがりの人に

 

ちょっと道を譲る』

 

 

『何気なく声をかけてくれた人に、

 

笑顔で返す』

 

 

こうした何気ない行動が、

 

心と心を近づける

 

“きっかけ”

 

になるのだと、

 

清水さんは教えてくれます。

 

 

人との繋がりが

 

心と身体の健康にも繋がります。

 

 

身体の痛みや不調を

 

訴えて来院される方の中には、

 

単なる

 

筋肉や関節のトラブルだけではなく、


「人間関係のストレス」や

 

「孤独感」を感じている方も

 

少なくありません。(ー_ー)

 

 

そういった背景を少しでも理解し、

 

「この人を喜ばせたい」

 

と思って接することで、

 

治療以上の

 

“安心”

 

を届けられるのではないかと、

 

思っています。

 

 

「施術」は技術ですが、

 

「ケア」は心。
 

 

この本を読んで、

 

そんなことを

 

改めて感じさせられました。

 

 

清水さんの言葉は、

 

ビジネス書というよりは、

 

人生の教科書のような一冊でした。
 

 

肩の力を抜いて読み進められますが、

 

読み終えた後には、

 

自分のあり方を

 

少し見つめ直してみたくなるような、

 

そんな本です。

 

 

私も、

 

「まず、人を喜ばせてみよう」

 

という気持ちを胸に、

 

毎日を過ごしていきます!(^^)

 

 

気になる方は、

 

受付の本棚に置いていますので、

 

ぜひ手に取ってみてください。

 

 

“笑顔”や“ありがとう”は、

 

自律神経のバランスを

 

整える効果があるとも言われています。


 

小さな「喜びのやり取り」が、

 

実は身体の調子まで

 

整えてくれるかもしれません。

 

 

身体も心も軽くなるような毎日を

 

目指していきましょう!(^^)

 

 

 

※訃報

 

著者の清水克衛さんは

 

令和7年6月21日(土)に

 

出張先の長崎にて逝去されました。

 

心よりご冥福をお祈りいたします。

 

 

 

※画像は読書すすめさんのサイトより

 

 

 

いつも長原整骨院のブログを

 

ご覧いただきまして

 

ありがとうございます。m(_ _)m

 

 

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